転職の知識

令和時代のキャリアプランの考え方(思考編)

悩んでいる人
これからの時代、年収を上げていくキャリアを身につけるにはどうしたらいいんだろう?
転職市場は今後欧米化すると言われており、これまでとは価値観がかなり変わってきます。適切な知識を身につけてキャリアを構築していくにはどうしたらいいのか?当記事ではそんな疑問に答えていきます。
虎之介

本記事の内容はこちらです。

・転職の考え方(思考法)を学ぶ
・キャリアに計画性を持つ
・年収アップ、キャリアアップについて今できる事を整理していく

キャリアの考え方を学ぶ

日本を取り巻く環境は刻々と変化しています。

経済活動の指標である世界GDPランクは現在3位、2位の中国の1/3強の経済活動規模となり(リンク)、

労働生産性では1人あたりの労働生産性は世界37位と、先進国中最下位の水準(リンク)です。

高齢者人口は65歳以上が29.1%(2021年9月)と世界一の高齢者人口割合となっており、

年金・社会保障問題など将来に不安を感じる人も多いと思います。

「年功序列・終身雇用制度は終わりつつある」というよく耳にする言葉にもあるように、

変化しなければならない時代へと移行しています。

現役世代の私たちが豊かに暮らしていくには、どんな働き方をしていけば良いのでしょうか?

ヒントは現在の日本社会の働き方と、最近新しく出てきている働き方の変化を掴んで理解する必要があります。

令和時代は個人の力・キャリアが重視される時代

新卒大量採用で総合職が沢山採用される時代は終身雇用の崩壊とともに終わりつつあります。

現在の労働市場はジョブ型雇用、つまり専門性の高い人材が検索されたりスカウトされる事によって転職も普通の事になる時代へと移行しています。

これまでの働き方が完全に無くなる訳ではありません。

ジョブ方雇用の働き方が評価され、社会に占める割合が徐々に増えてきているという意味です。

現状の自分のキャリアの市場価値を理解し、適切な転職やキャリアの知識を持っておきましょう。

それでは詳しく解説していきます。

市場価値を判断する8つの質問

ジョブ型雇用の社会の到来により、長期的に需要の高いキャリアを身につけるのには以下の3つの条件が必要になっています。

チェックリスト


* 専門性の高い仕事をする事
* 労働時間が健全な職場で働く
* 労働生産性が高く価値の大きな仕事・業界を選ぶ事

では、私達はキャリアを磨く為、市場価値の高い人材になる為にどんな事を意識して普段から働くべきなのでしょうか?

それは、まず

・現在の自分の市場価値を知る事

・目指したい自分の未来の市場価値を決める事

・足りないキャリアを作る為の活動を今から始める事

の3つです。

転職やキャリアを考える上で、自分の市場価値を知る為の8つの質問は以下の通りです。

1.転職しても持ち運べるスキルは何がある?(技術資産)
2.そのスキルはいつまで使える?(技術資産)
3.他社で応用できるレアな「経験」は何がある?(技術資産)
4.社内に、自分が転職しても喜んで力を貸してくれる同僚はいる?(人的資産)
5.社外に、自分の為に喜んで力を貸してくれる人がどれ位いる?(人的資産)
6.自分が所属するマーケットの1人当たり生産性はどれ位?(業界生産性)
7.自分が所属するマーケットに今後の成長性はある?(業界生産性)
8.今後、「自分の市場価値」はどれ位成長が見込まれる?(現在値と今後の展望)

・仕事の専門性

・人とのつながり(人的資産)

・所属する業界の生産性や将来の展望 

これらが意識すべき重要なポイントになってきます。これらについて詳しく解説していきます。

キャリアの重要な3指標について解説!

高い市場価値を身につけるには次の3点が重要になります。

・人的資産(人脈)
・技術資産(専門性・経験)
・業界の生産性

これらについてそれぞれ解説していきます。

技術資産

20代は専門性、30代は経験を積む事が必要です。

福利厚生よりもこの2つを先に積む方が賢明でしょう。

普通の人ほど、どこで戦うかのポジショニングで勝負できる「経験」が重要になります。

専門的な経験や技術は特定業界で長く勤務している事によりその仕事に精通していたり、

資格業務などの仕事をいいます。(医師、看護師、弁護士、会計士など…)

人的資産

20代ではあまり重要にはなりません。しかし40代以降は非常に重要になってきます。

どんな人とも仲良くなる事、誰からも可愛がられる存在となる事が重要です。

人的資産を築いていく上で大切な点は以下の3点です。

・目上の人に礼儀正しい事
・周囲の人に優しいこと
・自分には厳しく努力する事

努力して成長した時に、驕ることなく人に優しい人、人当たりの良い人は求められて抜擢され、人の上に立つ事も多いです。

人脈が特に重要になってくる40代以降でも広いつながりを持つ人はチャンスに恵まれやすいでしょう。

業界の生産性

3要素の中では、「業界の生産性」があなたの給与の総額に最も大きい影響を与えます。

業界の生産性が高い=高付加価値の産業(今既に生産性が高い業界)

         =成長産業(これから伸びていく産業)

生産性が高い業界では、企業自体が収益を上げ、普通に働いているだけでも年収UPしやすくなります。

直近では生産性が高い業種は以下の通りです。

・IT企業(DX系サービス,顧客管理システム会社などなど多岐に渡る)
・大手系商社(間口は新卒のみ)
・医療関連産業(医療機器,製薬,医療関連のIT産業)

価値の高いキャリアの組み合わせができる仕事を選ぶ

3点ある指標を3つとも満たすのが理想ですが、そう簡単ではありません。

少なくとも2つ以上を高く維持できる仕事を選びましょう。2つを満たす職種の例を以下に紹介します。

・技術資産×人的資産が豊か :フリーランス・ニッチ産業の経営者

・人的資産×業界生産性が豊か:総合商社・マスコミ・広告代理店など

・技術資産×業界生産性が豊か:ITエンジニア・会計士・弁護士・投資銀行家・コンサルタント等 

市場価値を高める為のポイント

・20代の内は専門性を身につける
・30代は経験を身につける
・40代以降は人脈が大事になってくる

年収をあげるためには市場価値の高い人間になる必要があります。

それにはまず結果を出すこと、面白い仕事を任せてもらえるようになる事が重要です。

年齢とともに人脈も非常に重要になってきますので、20代の内から人との信頼関係や付き合いは大切にしておきましょう。

仕事のライフサイクルを理解して未来に備えよう

全ての仕事にはライフサイクルが存在します。

ビジネスのライフサイクルでいうところの黎明期・成長期・成熟期・衰退期と同じように

仕事にも職種ごとに差はあれど、それぞれの段階があります。

仕事のライフサイクルも4つに大別されます。

ニッチ…少数の人しか手をつけてない、市場に重要視されていない状態 
スター…重要さが理解され、参入者が多くなり成長するベンチャーが増えてくる段階

ルーティンワーク…市場が成熟し、運営コストも高くなる状態、高給与者が増え、企業は代用手段を模索し始める段階
消滅・・代用可能な手段が確立し、コスト削減と共に、市場はが縮小して仕事が消滅する段階

「伸びている業界で働いた事がある」だけで市場価値は伸びる

仕事そのものが形を変えることで別の仕事が一時的に盛り上がる変化を生じる事もあります。

そのため、「業界の生産性が高い仕事をしていた」というのは転職時のキャリアとしても評価されやすく、キャリアの方向転換する際にも年収交渉の点では役に立つ事が多いです。

仕事の寿命が終わる前に、他の生産性が高い業界へ移動し、更に市場価値を高めていく事が重要です

・全ての仕事なライフサイクルと共に生まれ、消える
・会社は全てを代替可能にしようとする
・成長産業で働けば伸びる、衰退産業では働くな

逆に生産性が低い業界でどんなに頑張って専門性を磨いても、高い価値を生むのは難しく年収をあげる事はできません。

強みが死につつある業界や、衰退産業では働かないように注意しましょう。

・利用者の人口が減っていく産業、他にとって変わられていく業界

・高価な商品サービスが、技術革新で大量生産安価に提供できるようになった産業

などがそれにあたります。

・マーケットバリュー …あなたの市場価値が高まる転職なのか?

・活躍の可能性    …あなたの強みを生かせる現場か?中途採用の社員が活躍しているか?

・働きやすさ     …優秀な人材が集まってきているか?従業員の口コミはどうか?

面接の時にチェックしておきたい質問項目

  • ・どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待して居るのか?
  • ・今社内で活躍し、評価されている人物はどんな人か?なぜ活躍しているのか?
  • ・自分と同じように中途で入って今活躍している人はどんな部署を経てどんな業務を担当しているか?

就職先候補を考える時のポイント

まず最も重要なのは。伸びるマーケットを理解することです。

伸びるマーケットには、いずれ大企業になるベンチャーが数多く発生する等、一定の特徴があります。

・有能なベンチャーの複数参戦

・既存業界の非効率を突くロジックがある

・ポジショニングが大事

会社選びの3つの基準

企業を選ぶ時のポイント

ポイント

  • 中途採用者を活かす文化・社風はあるか?
  • 自分の職種が会社の強みと一致しているか?

この2点が非常に重要です。

役員に占める中途採用者の割合は必ずチェックしましょう。

新卒・中途でバランスが取れている企業もあるが新卒に偏っている会社だと転職先としては向きません。

それは、実質的に「転職者の活躍の可能性が低い」事の表れと判断できます。

自分が行きたい会社のエンジン(強みとなる)部門、つまり会社の強みが自分の強みと一致しているか?

それが非常に重要です。

転職エージェントに登録して、客観的な目線の意見を無料でもらおう

転職エージェントに登録するメリットとして最も良いのは

・直接応募より選考が通過しやすい(エージェントの実績・個人的な事情も説明してくれる等)

・プロから見た客観的な意見を言ってもらう

・レジュメをブラッシュアップしてもらう

・面接対策や募集背景や応募候補の社内情報を提供してもらう

・応募時の年収交渉をしてもらう

・現職の退職相談、入社日の調整もしてもらいやすい

など、多岐に渡ります。

・エージェントによっては長期的な付き合いができる

・キャリアの定期的な見直しや、雇用市場のトレンドチェック等、転職活動をしない時でも情報が手に入る

などのメリットも副次的に得られます。

良い転職エージェントの特徴5点

この転職エージェントがとてもいい!というよりは登録した時の担当者が良いかどうかの方が重要です。

転職エージェントを使って転職活動を行う場合のメリットについて紹介します。

・どこがよかったのか、懸念点はどこか、をフィードバックしてくれる
・案件ベースでも良い悪いではなく自分のキャリアにとってどういう価値があるかと言う視点でアドバイスをくれる
・ 企業に回答期限の延長,年収交渉をしてくれる
・ 他に良い求人はないかと言う質問に粘り強く付き合ってくれる
・ 社長や役員、人事責任者等との強いパイプがあり、彼らとの面接を自由にセットできる[/st-mybo

面接での懸念点は面接後に必ず聞くようにしましょう。

面接で不採用になる場合も、選考通過になる場合も懸念点や評価のポイント、両面を見ている企業の方が信頼できます。

採用する人を丁寧に選考している企業ならば、必ず慎重に多面的に求職者を評価しているからです。

悪い転職エージェントの特徴5点

次は転職をサポートしてもらうには厳しい転職エージェントの特徴を紹介します。


・懸念点について質問しても明確な回答がない。
・紹介を売り急いでいる、早く次の面接に進めようとしてくる
・提案要素が乏しい、こちらの意識外の提案要素がない
・こちらが納得しているかどうか、心配な点が無いかなど相手の心境を100%大切にするという姿勢がない

将来の優良企業を見極めるには、成長中のベンチャーに着目するのが必要なタイミングも出てきます。

将来大企業になる可能性の高い有望なベンチャー企業の見極め方は以下の3つです。

いいベンチャーを見極める(ポイント3つ)


・競合はどこか?競合も伸びている?
・現場のメンバーは優秀か?
・同業他社からの評判は悪くないか

現場メンバーの優秀さを見る

有能なベンチャーかどうかは、現場のメンバーを話せばある程度出てくる情報や回答でその結果がわかります。

面接をした場合はここは必ずチェックしましょう。

ここを隠すような企業は絶対に絶対に辞めておいた方が良いです。

・ 現場メンバーだけの面談をセットしてもらい、その反応を見る
・ 現場メンバーと面談ができた場合逆、質問を自分から積極的にする
・ メンバーが質問に的確に答えられれば良いが、反対に答えられなければ経営陣が優秀でも現場はダメである可能性がある

例:IT業界で採用数が多い会社の事情

①成長が著しく専門性も高い業界で、即戦力を採りたいが、なかなか採用できないケース

 →人材が希少なだけで会社が優良企業と言う事は多々ある 

②特定派遣業のようにエンジニアをクライアント企業に派遣しているケース。

 →実質的には派遣会社でありIT企業ではない。こういう会社は多い。

新卒で入るべき会社、中途で入るべき会社

新卒で入るべき会社の特

・ 経営陣に占める新卒入社組の割合が高い

・ 社員に占める中途採用の割合が少ない

・その他新卒重視の要素がある企業  →新卒が出世しやすい風土

中途で入るべき会社の特徴

・ 経営陣に占める中途入社組の割合が一定数ある(3割以上)

・ 社員に占める中途採用の割合が一定数ある

・新卒社員と中途社員の数のバランスがどちらか一方に偏ってない。

転職で企業を選ぶときのポイント

・経営陣に占める中途入社組の割合が一定数ある(3割以上)

 中途を活かす環境があるかどうかが大切です。

・自分の職種が会社の強みと合致しているかどうか

 自分が行きたい会社の商品サービスが好きか?BtoB企業の場合経営陣のバックグラウンドを調べる

会社には必ずエンジンとなる強みの部署が存在する。

愛車のエンジンとなる自分の強みが一致している方が裁量のある仕事ができる可能性が高いでしょう。

転職に迷いが生じたらやる事

一通りの理屈は理解できたけど、不安を感じる。

それはこれまで一生懸命働いてきたからこその自然な感情です。

そういう時こそ、元々の目的に立ち返って、以下の事に取り組んでみましょう。

・なぜ転職を考えたのか?当初の目的に立ち返る
・市場価値と年収は長期的には一致する
・既に高給な成熟企業と今給与は安いけど今後自分の市場価値が上がる会社で悩んだら後者を取る事 
・市場価値と給与のギャップを、この国では40代まで誰も教えてくれない
 つまり、気付いた人しか動けない。

※パートナーへ転職の相談を検討する場合

相手が論理的に議論できない場合は一時的に年収が下がると衝突が発生し、別れに発展する事も。

共感できるか部分があるどうかが非常に重要です。

事前に感情の共有を行い、信じてもらうというプロセスが必要です。

自分が不安に感じるのなら相手も当然不安に感じるはず。慎重に伝え、信頼関係を大切に進めましょう。

・ロジック
・ 共感
・ 信頼  がパートナーに伝える時には大事。

いつでも転職できるような社員が転職しない会社こそが最強

優秀な人材が入ってくる企業には一定の条件があります。

・社員に積極的に成長機会を提供し続ける社員の成長に投資できる会社

・働きやすい環境を整備する会社(IT環境、マニュアル、社内ルール、etc…)

・社員の健康に気を配り、その上で高いパフォーマンスを定める会社

ずっと在籍してくれるかわからないからこそ、社員に惜しみなく成長機会を提供する会社に良い人材は集まります。そういう会社は社員が辞めても会社を好きでいてくれるし、元従業員の紹介で採用できる事もある。
私にとってリクルートグループはそういう会社でしたね。終身雇用タイプの従業員がいない会社でしたが、だからこそ仕事に情熱的な人が多い活力のある企業だったと思います。やはりそういう会社は口コミサイトでも平均評価が良いです。
虎之介

以上、令和のキャリアプランの考え方について説明でした。

次の記事では実際の行動編について説明していきます。

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