転職の知識

面接中は何を見られてる?人事の働く環境と面接時の本音

悩んでいる人
面接ではどうしても緊張してしまいます。人事の方は面接中、どんな事を考えてるの?
確かに無表情な方とか、緊張しますよね。今回は面接官が面接中に考えてる事をいくつか解説していきます。
虎之介

記事を書いている人


・元リクルートの人材営業、現職は営業兼Webマーケティング職。
・転職やキャリア、webマーケティングについて発信中。

本記事の内容はこちらです。

・人事が置かれている仕事環境
・人事が面接の時考えている事
・人事の特徴を踏まえて、面接に備える事

その11 独断では採用を決められない 

人事も色々あるのですが、よくある質問や詳細の説明をしていきます。 

人事の置かれている仕事環境について

1.人事は会社の顔イメージが大事。

「人事の◯◯さんと一緒に働きたいです!」という声を新卒者から言われる人事担当は一定数います。

企業や人事に魅力を感じてもらえると採用活動も円滑に進みます。

人事は企業の顔となり、企業の代表であるPR役でもあります。求職者を含む社外の方々と接する上で重要な役割を果たしています。

「この人と一緒に仕事したい」

そう思わせる力は求職者だけでなく、顧客や取引先、クライアントとのコミュニケーションにも良い影響を及ぼすでしょう。

人事は一見してわかりにくい点もありますが、その仕事の責任や企業経営に大きい影響を与える仕事です。

したがって人事が魅力的で聡明な会社は、人材採用や育成に細心の注意を払っている企業と推察できます。

2.人事には採用目標がある

新卒採用を毎年している企業では、人事は多くの場合、採用目標を持っています。

人事の魅力は能力広報活動、会社の情報発信力などに左右されます。

継続的に成長している企業ならば成長には一定数の社員が必要で、自然離職分+成長余地に人員が必要な為です。

3.面接下手な人事以外の面接官も多い

人事でも時々、配置ミス?と疑いたくなるような質問をする面接官がいるケースがあります。

1つは予備知識や面接に十分な知識研修を面接官が受けていないケース。

仕事に無関係な質問をしたり、どうでもいい話をしていたりすると、求職者に辞退されるだけでなく、企業イメージも下げてしまいます。

これは大企業でも異動したてで勝手がわかってないとか、若手の抜擢人事の配属でまだ面接体制ができていないケースなどがあります。

魅力はあるのに残念な誤解を解けないまま採用がうまくいかない会社というのは実際にあります。

面接で出会った場合は、避けておいた方が無難でしょう。

4.採用アンマッチで失うものは互いに大きい

採用された人は離職すると、それはその後履歴書から消す事ができません。

思わぬ短期離職となってしまった場合は「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまう事も。

一方企業側は、高い採用費と人件費倒れとなり、配属先の社員の教育コストと教育時間のロスを生じてしまいます。

特に採用された事による経歴は消えない為、退職者にとってはお金で解決できない問題なのです。

そういう意味では人事は他人の人生に大きな影響を与えつつ、雇用先に貢献するプロ意識も必要な、責任の大きな仕事です。

「企業は人」「会社を活かすも殺すも人事次第」というのは人事が念頭に置いておくべき大切な原則です。   

5.採用目標と離職率の指標達成は人事査定に一定割合を占めている

大企業は1名1名の活躍以上に「採用活動は全体としてどうだったか?」という事を振り返りしています。

1名あたりの採用コストは? 離職率は? 結果を振り返って今後の期待や課題は? 結果として従来比較ではどうだった? 

など色々な指標を見ています。

中途採用などは入社後の活躍度合い等も見ています。

採用された人達の活躍や評価は 全体的に見て人事にも跳ね返っていきますので、採用者の活躍は人事も嬉しいものです。

(人によっては評価の影響如何に関わらず。人に人生に役立てたかなとやりがいを感じる瞬間もあります)   

6.現場経験の豊富な人事担当者は出世コースの人が多い

これは会社にもよりますが、経営の重要要素はご存知「ヒト・モノ・カネ・情報」です。

この4要素のいずれかに強みがあり、貢献できる人材は企業にとって重要な活躍人材です。

この4要素のプロは比較的重役となりやすい傾向があります。

ヒトに強い人材ほど、社員を採用・育成・抜擢・まとめる事をも得意になりやすい傾向があるため、

営業・人事系のプロフェッショナルは出世コースの一角をなしている会社が多いです。

  

  

人事が面接時に考えている事

人事は全体的に他の職種よりもコミュニケーション能力が高まりやすい特性があります。

1.「嘘」「矛盾」に敏感

人事担当や面接官には、「面接・選考は一貫性、論理性のない人を採用するのはリスクが高い」と一般的に認知されています。

採用活動をしていると、嘘を突く人や行動に一貫性のない人に必ず一定数出会う為、その危険さを人事は知っています。

人から教えられなくても言葉の矛盾に敏感になり、採用の精度が上がっていきます。

嘘は基本的に通用しないしすぐに見抜かれてしまうと思って下さい。

信頼のない人はどんなに優秀でも採用されないと肝に命じましょう。 

2.身なり等、第一印象で不採用決める場合もある

SPIやWEBテストでは成績はいいのに 受からない方が時々いるとだいたい第一印象でひっかかっているケースがあります。

これは経験からも言える事ですが、覇気がない、清潔感やイキイキ感がない人は全くの未経験だと少し不利になります。

全くの業界未経験者が横一列で並んでいるならば、相手に元気をくれる人の方が応対しがいがあるからです。

これは顧客の立場でも大まかには同じでしょう。

最初はとても大事なので、状況に関わらず意識していきましょう。   

履歴書の写真が人相が悪い、暗い、などもマイナスに働きます。

明るいor親しみやすい印象を与える写真を写真館撮影などで準備するのが望ましいです。

4.面接中はその表情の下で、色々な事をフル回転で考えている

人事は面接中に本当に多くの事を考えています。

大体こんな感じです。

・求職者の話の一貫性、身振り手振り
・雰囲気などから人柄や周辺環境
・これまでの応募者の中でどの位の印象度
・自社で続きそうかどうか
・その部署の誰々とうまく行きそうか、などなど…

あなたの話しぶりや表情、性格テストの結果等、思い出しながら色々考えています。

でもだからどうしろとかいう事ではなくて、落ち着いてはっきりと受け答えしていって下さい。

5.無表情な場合も、あなたの話を真剣に聞いているだけ

面接の時に面接官や人事が無表情なのが非常に気になる!という方も多いはず。

 経験豊富さからくる人事のポーカーフェイスもあれば、担当がいいと思っても通過に社内決済が必要な場合もあります。

その時は人事は必要以上に求職者にいい加減な表情や対応を対応をすることはできないでしょう。

集団面接などだとそれこそその傾向は顕著になり、ややもすれば応募側は自信をなくしてしまいがちです。

しかし、「真剣な採用ほど厳しく追求する事が多い(逆に入れば愛情たっぷり育てる)」と覚えておいて下さい。

人事も責任ある仕事なので、真剣勝負です。

真剣な雰囲気に取り繕った笑顔は不要な事も多々あります。

ただただ、積極姿勢で面接には臨みましょう。

企業が求職者を選ぶだけでなく、求職者も入社する企業を選ぶ側という位の気持ちは必要です。

6.タイミングが非常に大事(特に中途)

これは新卒でもある程度言えますが、中途は採用枠が1名、2名とか少数である事が少なくありません。

優秀な社員の穴埋めとか新規事業やるのに人異動させたから元のスポットに補充1名とかはよくある話です。

なので中途はタイミングを外さない事も大事。

新卒は景況感に大きく左右されます。

転職時に魅力的な求人を見た場合は受ける順番も大事ですが即応募を心がけましょう。

出会いと縁はタイミングです。   

人事の特徴を踏まえて、面接の時に気をつける事

3.「うまく喋れないといけない」「スラスラ話せる方がいい」は間違い。会話をきちんと重ねていれば

採用する側が最も注視している事は2つです。

「信用するに足る人間かどうか」

「必要な仕事遂行能力がありそうか」

話がうまくなくても良いので、「会話としてキチンと続いている」

後者は正直やってみないとわからない部分もありますが、一番は前者。

優秀だからと行って自社にマッチする(長く勤める)とは限りません。内定を出しても辞退する人も当然います。

優秀な人が採れるのは良いですが、1人のスーパーマンより10人の信頼できる普通の人が

同じ10人チームになった時に成果を出せる事も沢山あります。

だから、たどたどしくても一貫性があり誠実な印象を受ける人や、努力して色々詳しく調べてきて自社の魅力を嬉々として語ってくれる応募者の方が、優秀な人より貴重な場合もあります。

なので、スムーズな会話よりも本気の言葉、本気の笑顔、純粋な眼差しの方が信用される事はあります。

ただ饒舌なだけだと「本音かどうかわかんない」と言われる事がありますので、話をするのにあまり緊張しないという人はぜひ気をつけましょう。

「論理だけでなく情熱」「好きという気持ちが出るかどうか」も選考には大切です。   

8.結果は◯でも選考の返事が遅くなってしまう事がある

これは本当に色々なケースがあります。

前向きに検討できる応募者(中途)→レスポンスも選考も基本早い

前向きに検討できる応募者だが人事が複数業務兼任で多忙な場合    

→①社内稟議に時間がかかり、返事に時間を要してしまう

→②選考数が多すぎてすぐに返答できない 

と、このような状況に陥る事がある為、採否の結果に関わらず返事に時間を要する場合があります。

返事が遅い時は「良い待ち時間」なのか「悪い待ち時間」なのか判断しにくい時がありますので要注意です。

基本的に返事が早いのは「明確な合格」「明確な不合格」などの場合です。

返事が遅くても「色々な状況があるのかもしれない、ダメな可能性も考えて積極的に行動していこう」

と、いう執着しすぎない積極姿勢が、最終的に良い結果をもたらすのかもしれません。

第一希望の企業の場合は中々冷静に待てないかもしれませんが、落ち着いて結果を待ちましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

これは私は企業の経営者に採用を提案し、多くの採用担当者の方々と接してくる中で感じた事でもあり、 上司や先輩に教わった原理原則、自身が採用に関わるようになって最初の頃と今で、 企業HPや実際の応募者さんの変化を沢山見てきて実際に感じた本音です。

自身が求職者だった頃には見えなかった部分も大いに含んでいます。   

人事担当者の本音や立場を想像してみたら、緊張が止まらない人も 落ち着いて面接に臨めるのではないでしょうか。

お互いに良い就職、良い転職の出会いとなれば良いと思い、紹介させていただきました。  

ぜひ今後の就職活動の参考にして下さい。     

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