

これまでとどんな部分が変わるのか

①現役時代が長くなる
80歳定年と言う企業も出始めています。老後も働けるのは退屈しなくなりそうですが、
体力的に何歳まで働けるものなのだろうか、、という不安な思いも生まれます。
②AI(人工知能)やIoT(アイオーティ),通信の発展に伴い、生活が劇的に変わる
若い世代は新しい環境に触れて生活を変えていくでしょう。しかし中高年世代は時代の変化についていけるのでしょうか。
③人口減少で日本は9,000万人台まで減少する。
内閣府の出した人口推計資料では日本は2060年までに人口が9000万人を割込む見通しが出ています。(資料はこちら)
人口減少の中で日本が今の経済水準を維持または成長させていこうと考えると、人が減ってもそれだけの経済活動を続けるだけの活動を維持できる必要があります。
おそらく生産性の低い事業や仕事は効率化されて生産性を改善するか、改善ができずに世の中から消えていくかもしれません。
その代わりに経済価値の高い活動や事業が増えたり、事業のあり方そのものが大きく見直されていく事は自然な流れでしょう。
日本は「経済的な豊かさを追求しやすい国」
日本が経済的豊かさを追求しやすい国として説明できる材料がいくつかあります。
世界の富裕層ランキング(2013年10月クレディ・スイス発表)
居住用不動産(自宅)を含む資産を1億円以上保有している人口の数の国別ランキングでは、
1位 アメリカ320万人:人口の4.2%
2位 日本 270万人:人口の2.1%
3位 フランス220万人:人口の3.4%
となっています。
ワールドウェルスレポート(2012年イギリスの資産運用会社)
不動産以外で100万ドル以上の投資可能資産を持つ富裕層の人口
1位 アメリカ300万人:人口の1%
2位 日本 180万人:人口の1.4%
3位 ドイツ 95万人:人口の1.2%
日本人は世界で見ても比較的裕福と国民であると理解しやすいかと思います。
医療制度・治安においても世界トップクラス
他の要素としては全員が世界でも高水準の医療サービスを受けられる国民皆保険、警察の犯罪検挙率が世界NO.1であり、治安に関する統計でも先進国中NO.1の治安である事も好材料と言えます。
医療費が高すぎて自己破産者が多い事が社会問題となっているアメリカと比較しても日本には健康で安全に暮らせる環境があり、チャンスが多い国である事を理解しておきましょう。
経済的に豊かになるには、キャリア構築と資産運用が重要

経済的に豊かになる為の方法は3つだけ
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 資産を上手に運用する

総資本=人的資本+金融資本
経済資産を築いていくためには労働から得られる人的資本と、金融活動から得られる金融資産で考える事ができます。
総資本=人的資本+金融資本
人的資本は、自分の労働力によってもたらされる資本。(経営者の場合は人の労働力も含む)
金融資本は、様々な金融資産によってもたらされる資本。金融資産+不動産+年金資産+相続財産などを意味します。
具体的な例で言うと、株・投資信託・債券・不動産・車・家などの相続財産などが金融資本の中身になりますが、最初から揃っている人はごくわずか。
親から相続するか、自分で築いていくしかありません。
総資産=収入−支出+(資産×運用利回り)
まずは労働市場で需要のある存在となり、人的資本を大きくして金融資本を築く余力を持てる様になる事が大事です。
・最も確実な方法は勤労…労働収入をあげる事
・最も確実な方法は倹約…生活の支出をチェックして無駄を減らす事。
・資産を持って運用する…元本を決して失わない様な堅実な投資が必要になる。
需要の高いキャリアを身に付けて人的資本を増やす
①人的資本への投資によって運用利回りを上げる =市場価値のあるスキルを身に付けて年収を上げること
②人的資本の運用期間はできるだけ長くする =長期勤務できるスキルを身に付けること
豊かな国ではほとんどの人が金融資本よりも人的資本がはるかに大きくなります。
それは、単純労働よりも生産性の高い仕事、つまり付加価値の高い仕事が増えるからです。
まずは経験や専門能力を身に付け、需要を高めて、人的資本を最大化させる。
需要の高いスキル、経験を身につけましょう。
現役時代に安全に働き続ける為に
定年制:年齢による強制解雇が早すぎる事がそもそもの問題
問題は高齢化自体ではなく、日本人の平均寿命に比べて定年と言う強制解雇が早すぎることにあります。
しかしこれを個人的に解決することは可能です。
年金不安を最も簡単に解決する方法は80歳まで働くことです。
例えば60歳で定年になって80歳までの20年間月20万円の収入だと20年間の収入は4,800万円になります。しかし、通常の労働だと80歳まで働くのは体力的にも、雇う側の労働環境の安全管理面でも難易度が高くなります。
それぞれの金融商品において正しい知識を身に付け、本当に価値のある商品のみ利用することが何より大事です。80歳位まで安全に収入を確保する為には、高齢で体力が落ちてもある程度収入を確保できる手段を準備する事が必要であると理解しておきましょう。
人的資本を増やす具体的な解決策
■需要があって生産性の高い仕事 …IT関連職(プログラマーなど)
■勤労時の努力によってある程度収益性のある仕組み(ホームページ、アプリ)を作る
などなど。具体的な手法については別記事で紹介します。
<記事作成中 〜アフターコロナ時代の安定収入を見込める仕事 〜>
(現在記事作成中のため、現在閲覧不可)
金融資本を増やす具体的な解決策
■ローリスクでも一定の収益が見込める初心者向けの投資活動を少額から始める。
※20代から始めるのが望ましい。
<関連記事:〜初心者が始める金融投資 〜>
(現在記事作成中のため、現在閲覧不可)
投資と投機の違いを知っておく
行うべきはあくまで投資活動であり、投機活動ではありません。
投資……株・投資信託・債権など。 なお、投資活動でもリスクが高く資産を失いやすい商品はあるので注意が必要です。
世の中には色々な投資商品がありますが、基本的に投資活動は目の前の生計をしっかり立てている人が行うものであり、一発逆転的な発想で行うものでは決してありませんのできちんと学んでから始めましょう。
投機……一瞬で数万、数十万円を失う可能性のあるものは投機です。投機とはギャンブル的なもので、仮想通貨やFXはこれにあたります。
実際に損失を被った事がある人はわかると思いますが、「操作中にうっかり寝てしまった」「1日保有していただけで数十万マイナスになった」というレベルで損失を被るものです。証券取引所が動いてない時でもずっと取引できるものは原則控えましょう。
このようなステージでは安定的に利益を題している人は全体の1割にも満たない市場です。「FXで儲かっているよ」という人のほとんどはFXの活動そのものよりも人に教える事で収益を得ている人が大半ですので、そういった情報に踊らされない様にしましょう。
※こちらはあくまで多くの人がよりローリスクで学び、実践するための情報を発信しているサイトですので「まず資産をしっかり守る」事を第一に発信しています。
全員が取り組む事は絶対にないからこそ、機会は常に存在する
どんなに多くの人が正論を言ったとしても、社会人全員がこの問題に取り組む事はありません。
なぜなら日本人はITリテラシーも金融知識も先進国中最低水準だからです。
細かい性格でものつくりは大好きだけど、
お金やITに関しては全くと言っていいほど教育されてない。
経済面、金融面で自立している人は偏差値教育でもトップ層にいた学習能力の高い人や、自分で考えて行動できる行動派の人ばかり。
別記事でも紹介しますが、保険加入率の高さが日本人の金融リテラシーの低さを証明しています。
これは学校でお金の実学に関しての教育が乏しく、他は起業家支援や起業家、投資家を称賛するような文化が欧米諸国に比べ乏しい事などの背景があります。
したがって社会人でもこのようなトピックスについて学び、実践する人は多くありません。
しかし経済環境としてはもっとそれを押し進めなければならない段階に来ています。まだまだその事実に気づいた人だけ、経済に余裕のある人だけが行っています。
地に足をつけて、将来についてじっくり考えている人は少しずつこの問題について具体的に取り組んでみてはいかがでしょうか。
引き続き、このテーマについて記事を更新し、リライトしていきます。